ボイルのMBTIと名言・名セリフ|ISFP・「坂本の生き様を認めて依頼を破棄する場面」
冒険家SAKAMOTO DAYS / どんでん会/坂本商店 ・ 殺し屋
ボイルのMBTIと名言・名セリフ
ISFP(冒険家)
『SAKAMOTO DAYS』に登場する殺し屋。
- I内向型
- S感覚型
- F感情型
- P探索型
ボイル(ISFP)の性格
『SAKAMOTO DAYS』に登場する殺し屋。かつては殺し屋養成機関JCCの出身で、坂本太郎の兄貴分にあたり、南雲与市とも縁が深い。殺し屋組織『どんでん会』で帯黒とコンビを組むどんでん会屈指の実力者だったが、違法任務により殺連監獄B1クラスに収容された過去を持つ。ニット帽・サングラス・顎髭が特徴の喫煙家で、身長189cm・体重90kgの巨躯。
グローブ内のダイナマイトの爆風でパンチを放つロケットダイナマイトパンチ(RDP)と、スーパーボール型爆弾SBBを操る技巧派。『ハードボイルド』を信条とし、ターゲット以外は殺さないというモットーを持つ。脱獄後は坂本商店の一員としてORDERやスラーと戦っている。
ボイルの価値判断の中心には、他人の基準ではなく「ハードボイルドかどうか」という自前の美学があります。
なぜISFPなのか
ボイルをISFPと判断した根拠を、作中の描写にそって整理します。
「ハードボイルド」という自分だけの美学で生きる
ボイルの価値判断の中心には、他人の基準ではなく「ハードボイルドかどうか」という自前の美学があります。好きなものは『ハードボイルドな奴』、嫌いなものは『ハードボイルドじゃない奴』と、好悪までもが自身の内なる信条に直結しているのが特徴です。さらにターゲット以外は殺さないというモットーを崩さず、外からどう見られようと自分の流儀を貫きます。
周囲の空気や損得より、心の奥にある個人的な価値観で是非を決めるこの姿勢は、内向的感情(Fi)を主機能とするISFPの生き方そのものです。
認めた相手には牙を向けない情の判断
バレンタインでの対抗心から坂本への依頼を引き受けたボイルですが、決闘を通じて坂本の『守るために戦う』生き様に触れると、任務を一方的に破棄してしまいます。契約や損得ではなく、自分が心から認めた生き方には刃を向けないという選択は、内側の価値観で行動を決める内向的感情(Fi)の表れです。一方で、久々に再会した坂本から忘れられていたことを本気でショックに感じるなど、承認欲求や情の機微が人一倍強い点にも、感情を軸に動くISFPらしさがにじみます。
爆発物を身体で操る現場感覚の戦士
ボイルはグローブ内のダイナマイトの爆風でパンチを放つRDPや、スーパーボール型爆弾SBBを操る技巧派で、どの角度と速度で飛ばせば標的へ的確に当たるかを熟知しています。力任せに見えて、目の前の空間と物体の動きを肌で読み切って戦う戦士です。今この瞬間の間合いや軌道を身体で捉える鋭さは、現実の手応えを情報源にする外向的感覚(Se)の働きそのもの。
趣味が釣りやバイクという、身体で自然や機械と向き合う嗜好も、Seを補助機能に持つISFPの現実志向とよく合致します。
理屈より心で再起する熱さ
殺連監獄でボイルは看守長・枷錠に従順になり、戦意どころか自分の核であるハードボイルドさすら失ってしまいます。ところが枷錠へ立ち向かうシンと平助の姿を目の当たりにすると、胸の奥から熱い気持ちを取り戻して再び立ち上がりました。勝算や計算ではなく、心が動かされた瞬間に行動が一変するこの様子は、感情を燃料に動く内向的感情(Fi)が主軸である証拠です。
長期戦略で自分を律するより、その場の情熱で自分を取り戻すあたりに、劣等機能である外向的思考(Te)の弱さとISFPらしさが見えます。
名場面と名言・名セリフ
坂本の生き様を認めて依頼を破棄する場面
決闘の末、坂本の「守るために戦う」生き様を認め、対抗心から引き受けた依頼を一方的に破棄する(坂本との決闘)
対抗心に火が点いて坂本への依頼を引き受けたボイルですが、決闘を通じて相手の『守るために戦う』生き様に触れると、任務そのものを投げ出してしまいます。損得や契約ではなく、自分が心から認めた生き方には刃を向けたくないという判断は、内なる価値観で是非を決める内向的感情(Fi)の表れです。ハードボイルドという美学に反しない相手だけを尊ぶ姿勢に、彼の芯の通し方が現れています。
理屈より情で動くISFPらしい一幕です。
戦意を失い、仲間の姿で再起する場面
殺連監獄で枷錠に従順になり戦意もハードボイルドさも失っていたが、枷錠に立ち向かうシンと平助の姿を見て熱い気持ちを取り戻す(監獄での再起)
監獄でボイルは看守長・枷錠に従い、自分の核であるハードボイルドさすら失って沈んでしまいます。しかし枷錠へ立ち向かうシンと平助の姿を目の当たりにすると、胸の奥から熱が戻り、再び立ち上がりました。勝算の計算ではなく、心を揺さぶられた瞬間に行動が一変するこの流れは、自分の感情を燃料に動く内向的感情(Fi)と、目の前の光景に即応する外向的感覚(Se)の連携をよく示します。
情熱で自分を取り戻すISFPの本質が濃く出た場面です。
爆弾の軌道を読み切って仕留める戦い方
スーパーボール型爆弾SBBを、どの角度と速度で飛ばせば標的へ的確に当たるかを熟知し、爆発物を弾道・軌道計算で使いこなす(ボイルの戦闘スタイル)
ボイルはSBBをどの角度と速度で飛ばせば標的へ当たるかを熟知し、爆発物を軌道計算で操ります。派手な武器を力任せに振るうのではなく、目の前の空間と物体の動きを身体で読み切って最適な一手を通す戦士です。今この瞬間の間合いや軌道を肌で捉える鋭さは、現実の手応えを情報源にする外向的感覚(Se)の働きそのもの。
技巧を美学として磨き上げる職人的なこだわりにも、感覚を頼りに実地で技を突き詰めるISFPらしさが表れています。
認知機能のスタック
4つの認知機能がどの順で働いているかを見ていきます。
主機能は内向的感情(Fi)です。ボイルは『ハードボイルド』という自前の美学を絶対的な基準に据え、好悪も行動もその信条に従って決めます。ターゲット以外は殺さないというモットーを崩さず、認めた相手には牙を向けない情の判断も、外の空気や損得ではなく心の奥にある個人的な価値観から生まれています。坂本に忘れられて本気で傷つく繊細さも含め、感情を軸に自分を貫くFiが彼の核です。
補助機能は外向的感覚(Se)です。ボイルはRDPやSBBといった爆発物を、その場の間合い・角度・速度を身体で読み切って操る現場型の戦士です。理屈で長期戦略を組むより、目の前の敵と空間に即応して最適な一手を通します。趣味が釣りやバイクという、身体で自然や機械と向き合う嗜好も含め、現実の手応えを情報源にするSeが、Fiの美学を実戦へ落とし込む役割を担っています。
第三機能は内向的直観(Ni)です。ボイルは爆弾の軌道を先読みし、どう飛ばせば標的に当たるかを一瞬で見通す戦闘IQを持ちます。目の前の状況から一手先の展開を直感的に掴むこの読みは、Seの現実感覚を補う内向的直観の働きです。ただし彼の場合、長期の見通しよりも戦闘の局面での閃きに偏っており、Niはあくまで戦い方を彩る補助的な位置にとどまっています。
劣等機能は外向的思考(Te)です。ボイルは計画や勝算で自分を冷静に律するのが得意ではなく、監獄で枷錠に従順になり戦意を失うなど、感情の波にそのまま流されてしまう弱さを見せます。再起のきっかけも論理ではなく仲間の姿に心を動かされたことでした。効率や結果から逆算して自分を管理する力の弱さに、ISFPらしいTeの未成熟さが表れています。
人間関係と相性
ボイルと関わりの深い人物との相性を、性格タイプの観点から見ていきます。
枷錠(ESTJ)── ISFPとの相性
枷錠は殺連監獄B1の看守長。ボイルは違法任務によりこの殺連監獄B1クラスに収容された過去を持ち、脱獄する立場にあるため、監獄を支配する看守長・枷錠とは牢の内と外で対立する間柄だ。ISFPのボイルとESTJの枷錠は四軸すべてが対照的な組み合わせ。ボイルは内向・感覚・感情・知覚型で、『ハードボイルド』の美学を信条にターゲット以外は殺さないという自分の一線を静かに守る一匹狼。
対する枷錠は外向・直観・論理・判断型で、『平和=支配』を掲げ、恐怖と暴力による秩序で囚人を上から管理する体制側の権化だ。個人の信条を貫くボイルと、組織の支配秩序を強いる枷錠は、価値観の根本からぶつかる。ルールで縛ろうとする看守長に、己の流儀で応じる囚人。支配と自由が正面衝突する、緊張感の強い対立関係だ。
帯黒(ESFP)── ISFPとの相性
帯黒はどんでん会でボイルと相棒コンビを組む女性殺し屋。坂本や南雲と同じJCCの後輩にあたり、2年前のロンリコ抗争ではボイルと共に100人以上を斃した実力者だ。外面こそツンツン当たるが、内心は十年以上ボイルへ片思いを募らせる純情な一面を持つ。ISFPのボイルとESFPの帯黒はともにS(感覚)・F(感情)・P(知覚)型で、価値観と情の軸がよく似た相棒同士。
違いは向きの内外で、内向のボイルは『ハードボイルド』を信条に寡黙に己の美学を貫く一匹狼、外向の帯黒は強敵を前に舞い上がるバトルジャンキーで感情を表に出す。この静と動の対比が名コンビの妙で、口数少ないボイルの流儀を、賑やかで情熱的な帯黒が長年支え続ける。感覚・感情型同士ゆえ言葉にせずとも通じ合う呼吸があり、相棒として、そして帯黒の一途な想いを軸に、深い絆で結ばれた関係だ。
坂本太郎(ISTP)── ISFPとの相性
坂本太郎はJCCでボイルの弟分にあたり、ボイルは坂本の兄貴分。南雲とも縁が深い古い間柄で、脱獄後のボイルは坂本商店の一員としてORDERやスラーと共闘する。ISFPのボイルとISTPの坂本はともに内向・感覚・知覚型で、多弁を嫌い実地の勘で動く点がよく似た兄弟分だ。違いは判断軸で、ボイルのF(感情)は『ハードボイルド』の美学に外れる殺しを拒み、ターゲット以外は殺さない自分の一線を守るのに対し、坂本のT(論理)は勝つための最短手を淡々と選ぶ現実派。
それでも両者の一線は重なり、坂本の『殺さない』誓いとボイルの信条は同じ側で響き合う。かつての兄貴分が信条を違えず同じ陣営に立ち、言葉少なでも背中を預け合える。年季の入った信頼で結ばれた、頼れる戦友関係だ。