アニメその着せ替え人形は恋をする
その着せ替え人形は恋をする キャラMBTI性格診断一覧|コスプレが変えた16人の性格タイプを考察
登場キャラクター一覧
『その着せ替え人形は恋をする』の登場人物|キャラクターMBTI
『その着せ替え人形は恋をする』の登場人物|キャラクターMBTI
本作の中心は、祖父と同じ雛人形の頭師を目指しながら幼馴染に趣味を否定された記憶から自分をさらけ出せない五条新菜と、コスプレへの「好き」を一切隠さず思ったその場で動く喜多川海夢。被服実習室での偶然の遭遇から、新菜は衣装制作を通じて自分の技術と好きなものを初めて肯定される。周囲には、幼い頃の魔法少女への憧れを手放さない紗寿叶、姉を前に出す役に徹しながら自分の願望を封じていた心寿、恋人に女装趣味を否定されて恋人の方を捨てたあまね、他人の初見の感想を糧にする涼香、両親に好きな物を捨てられた過去を持つ旭、10年のコスプレ歴で培った方法論で差を埋める都が並ぶ。
さらに孫の孤独を察して視野を広げよと説く薫、幼い日の暴言を悔い続けたのばら、自立を求める父・真澄、場を読んで直球を投げる乃羽、事実で新菜を擁護した柏木、自作へのこだわりを貫く司波と広がりを歓迎する溝上、そして企画に変えて奔走する妹尾。否定と肯定をめぐる各人の選択が、MBTIを読み解く手がかりになる。
五条新菜(ごじょー君)
ISFJ擁護者本作の主人公。五条人形店の跡取りで、祖父と同じ雛人形の顔を作る「頭師」を目指す高校1年生。長身ながら内気で自己評価が極端に低く、幼馴染に雛人形趣味を否定された経験から自分の内面を隠すようになった。被服実習室で海夢に趣味を目撃されたことをきっかけに、コスプレ衣装の制作を引き受けていく。
五条新菜(ごじょー君)の性格タイプを詳しく見る →喜多川海夢(きたがわ まりん)
ESFPエンターテイナー本作のメインヒロイン。いつも友人の輪の中心にいるギャル系美少女で読者モデルも務めるが、中身は女児向けアニメからエロゲーまで嗜む筋金入りの二次元オタク。「好きな事を 好きと言って 好きにやって 何が悪い」と公言し、孤立を恐れない。思ったらすぐ動く行動力で、新菜にコスプレ衣装の制作を依頼する。
喜多川海夢(きたがわ まりん)の性格タイプを詳しく見る →乾紗寿叶(ジュジュ)
ISFP冒険家「ジュジュ」のコスネームで活動する、ネット上で人気の美少女コスプレイヤー。年齢の割に童顔かつ小柄な高校2年生。幼い頃に魔法少女になれないと知ってなお近づきたいと願ったことがコスプレの原点で、他人の夢にも真摯に向き合う。キャラのイメージに合わない衣装は怒りを見せてまで拒む一方、妹の心寿が絡むと折れやすい。
乾心寿(いぬい しんじゅ)
ISFJ擁護者紗寿叶の妹で、姉とは対照的に引っ込み思案な中学生。父の影響で受け継いだカメラ技術を活かし、姉の撮影スタッフ兼SNS管理を担当する。姉の可愛さを皆に知ってもらいたいという動機でコスネームを考えた。自分もコスプレしたいという願望は「姉と比べると絶対に似合わない」と封じていたが、新菜に本心を察されて踏み出す。
姫野あまね(天野千歳)
INFP仲介者「姫野あまね」のコスネームで活動する女装コスプレイヤーで、本名は天野千歳。「男らしくない」自分の容姿を嫌っていたが、好きなキャラのコスプレをすると「自分以外の誰かになれる気がして」自信を持てるようになった。大学時代、恋人に女装趣味を「気持ち悪いから捨てて」と迫られ、趣味ではなく恋人の方を捨てた過去を持つ。
伊藤涼香(いとう すずか)
ENFP運動家海夢が初めて参加したコスプレ会場で出会ったカメラマン。都・旭とは短大の同じゼミ仲間で、自分はコスプレせず撮影に徹する。突然姿を消した海夢を心配する良識ある人物だが、オタクとしてはかなりの肉食系で、「萌え」を「栄養」に例え、他人の「初見さんの感想」を好物として新菜に凄い圧で感想を聞きたがる。
緒方旭(アキラ)
ISFP冒険家涼香と都の友人で、様々な道具の造形を手がけSNSに制作過程を上げるクールな女性。幼い頃から好きだった漫画・アニメを両親に否定され、母に好きな物を全部捨てられた過去から自分を押し殺すようになった。実は海夢の大ファンで「姫」と呼んで推しており、近づくと号泣してしまう自覚から、あえて距離を取ろうとしていた。
本多都(ミヤコ)
ISFJ擁護者涼香と旭の友人で、中学時代から10年続けるコスプレ歴を持つ社会人レイヤー。男装もこなす。190cm近い男子高校生キャラのコスプレを始めた当初「着ただけ」になったショックから、容姿は変えられないという事実を受け入れたうえで、メイクや撮影方法の工夫で差を埋めてきた。その苦労話で紗寿叶を説得する。
五条薫(ごじょう かおる)
INFJ提唱者新菜の祖父であり義父。岩槻で「五条人形店」を営む雛人形の頭師で、新菜にとっては育ての親であり師匠でもある。新菜に友達がいないことを薄々感じ取って気に掛けており、コスプレ衣装づくりとメイクの経験が面相描きの硬さを取ったと見抜いて「人形を作るなら人形のことばかりやっていてはいけない」と説く。
青柳のばら(のんちゃん)
ESFJ領事新菜の幼馴染の「のんちゃん」。両親を亡くして塞ぎ込んでいた幼い新菜に絵本を読み聞かせるなど寄り添っていたが、新菜が祖父の家へ移ると決まった別離の寂しさから「ひな人形が好きなんて気持ち悪い」「わっちゃんなんて大嫌い」と言い放ち、喧嘩別れとなる。冬コミ後に五条人形店の近くへ引っ越し、数年ぶりに再会して謝罪した。
喜多川真澄(きたがわ ますみ)
ESFJ領事海夢の父。単身赴任のため海夢は実質一人暮らしをしている。娘のピアスやカラコンを咎めずモデルの仕事も会社で自慢するほど甘い一方、「自分のことは自分でできる人間になってほしい」という考えから自炊を躾け、宿題を溜め込めば監視付きでやらせる。自身も元はルーズで、かつての自分を反面教師に娘を育てている。
菅谷乃羽(すがや のわ)
ESTP起業家海夢のクラスメートで、よく一緒にいる友人の一人。今時のギャルだが、真面目過ぎる新菜の思考をいち早く汲み取ったり、海夢が思い付きで始めた寸劇に完璧なアドリブでついていくなど気転が利く。海夢の趣味には深くついていけず呆れつつも理解を示し、二人の関係を直球で聞いてしまう大胆さも持つ。
柏木四季(かしわぎ しき)
ISTJ管理者海夢たちのクラスメートの男子でメガネをかけている。目つきや性格、口調はキツめだが、海夢たちの中では割と常識人。文化祭で新菜が海夢にメイクを施したとき、男性が女性にメイクできることへ疑問の声が上がる中、美容師の専門学校に通う兄を引き合いに「男でも出来る奴は出来る」と事実で場を整理し、新菜の技術を特技として認めさせた。
司波刻央(しば ときお)
INTJ建築家漫画『天命』の作者。作品に非常に強いこだわりがあることに定評があり、過去に著作が映像化されて世間的には大ヒットしたものの自身はまったく気に入らず、以降はオファーがあっても断り続けている。冬コミで海夢が『天命』のハニエルのコスプレをした写真を見せられ、二次創作を評価しない人物として知られながら思わず「見事だ」と評した。
溝上将護(みぞうえ しょうご)
ENFP運動家漫画『ハッピーバッドエンド』の作者。司波と違って自身の著作のメディアミックス化に肯定的で、二次創作界隈にも明るい。司波とはデビュー時期が同じで、互いに開けっぴろげに話し合える友人。担当編集者の妹尾から見せられた海夢のハニエルコス写真を、こだわりの強い司波にわざわざ見せに行った橋渡し役でもある。
妹尾(せのお)
ENTP討論者溝上の担当編集者で、自身もコスプレ好き。溝上にハニエルのコス写真の情報を送った本人。担当雑誌がグラビアに強いことから冬コミのハニエルの正体を突き止めグラビア掲載しようと奔走し、以前DMを送ったことのあるあまねが載せた『棺』合わせの画像から海夢の横顔がハニエルに近いと突き止めるも、けんもほろろにブロックされた。
まとめ
『その着せ替え人形は恋をする』の面白さは、コスプレという「別の誰かになる」行為を通して、登場人物が自分の「好き」との距離を測り直していくところにあります。趣味を否定された記憶を抱える新菜・あまね・旭、その記憶を作った側であるのばら、そして誰の「好き」も否定しない海夢。押し隠す人と公言する人、蓄積した方法論で差を埋める人と衝動のまま踏み出す人。
それぞれの性格タイプを、MBTIの視点でお楽しみください。なお本記事のMBTIは公式設定ではなく、作中の判断・情報処理・対人行動から読み解いた考察です。