ディアーネのMBTIと名言・名セリフ|ENFJ・「丁寧な挨拶から一転、布の家に困惑する」

主人公領民0人スタートの辺境領主様 / サンセリフェ王国 王家 ・ 第三王女 / 第三章のアンタゴニスト

ディアーネのMBTIと名言・名セリフ
ENFJ(主人公)

『領民0人スタートの辺境領主様』に登場するサンセリフェ王国の第三王女で。

  • E外向型
  • N直観型
  • F感情型
  • J計画型

ディアーネ(ENFJ)の性格

『領民0人スタートの辺境領主様』に登場するサンセリフェ王国の第三王女で。第一王子リチャードら兄姉と王位継承を争う当事者の一人であり、自派閥を率いています。銀の長い髪と銀の瞳を持ち、自分で意匠を考えて王宮の職人に作らせたという、金銀の装飾とドレスが付いた特注の鎧を常用する人物です。物語では、王位争いで自分の立場を確かなものにするため、「救国の英雄」ディアスが辺境で領主をしていると知り、その力を求めて草原へ押しかけてくるところから登場します。

アニメで描かれているのはここまでで、その訪問が表向きの派兵要請にすぎないこと、やがてディアスへの敵意をむき出しにして物語第三章のアンタゴニストとして立ちはだかることは、原作(書籍2巻)で明かされる展開です。以下の考察には、アニメ未放送分にあたる原作の内容が含まれます。

ディアーネの行動を貫いているのは、人は自分に従い自分を助けるべきだという揺るがない前提です。

なぜENFJなのか

ディアーネをENFJと判断した根拠を、作中の描写にそって整理します。

「私に協力するのが当然」という関係の前提(優位機能:Fe)

ディアーネの行動を貫いているのは、人は自分に従い自分を助けるべきだという揺るがない前提です。原作でディアスへの協力要求を語る場面では「同じ聖人の名に由来を持つ名を持つ者であるのであれば、この私に無条件に協力するのが当然」と述べます。名前の由来が同じという、それだけの縁を持ち出して他人の従属を当然視するわけです。

人と人のつながりや立場の関係性から相手の行動を決めようとするのは、外向的感情Feを主機能に置く人の発想です。ただし健全なFeが相手の感情に合わせて調整するのに対し、彼女のそれは自分の期待どおりに相手が動くことだけを一方的に求める、極端に未熟な形で表れています。

「今度は私が伝説を作る」という自作の物語(補助機能:Ni)

彼女の頭の中には、自分が主役を務める壮大な筋書きが常にあります。原作ではディアスへの憎悪を「私が活躍し私が終わらせるはずだったあの戦争を勝手に! 道理も弁えず! 終わらせてしまった男」と語り、英雄の称号を「私からその座を簒奪した」ものと断定します。本来なら自分が戦争を終わらせ英雄になっていたはずだ、という一本の未来像が先にあり、現実のほうが間違っているという理屈です。

この、ひとつのイメージから世界の意味を決めてしまう働きが補助機能Ni(内向的直観)です。原作(書籍2巻)で建国王の王墓から奪った王笏を掲げ、「今度は私が伝説を作るのですよ」と宣言する姿は、Feの主機能とNiの補助機能が組んだENFJの構図そのものといえます。

中身ではなく形式だけを整えてしまう

彼女が頼るのは常に権威の象徴です。建国王の王笏、王にしか許されない王の印章、王命書、そして戦場での合図に使う戦鐘。しかしどれも実質が伴っていません。原作で隣領の領主エルダンに突きつけた偽の王命書は「稚拙な文字と文体」で宛名すら書かれておらず、誰が見ても偽物と分かる代物でした。それでも盗み出した本物の印章だけは押されているため、エルダンは突き返せなくなります。

象徴が持つ意味と人の目にどう映るかは鋭く分かるのに、その中身が機能するかどうかは検討しない。感情と象徴の価値を扱うFeと、論理的な整合性を担うTiとの落差が、そのまま行動に出ています。

計画が崩れた瞬間の激発と外部への責任転嫁(劣等機能:Ti)

原作の草原の戦いでは、1250名の軍を集めながら、合図に使ったのが既に使われなくなった骨董品の戦鐘だったために指示が伝わらず、走らせた伝令も間に合わず、開戦直後に軍が硬直します。手勢が壊滅すると彼女は馬上で癇癪を起こして落馬し、地面に転がったまま王笏を叩きつけて絶叫しました。そのときの心中は「何故こんなことになってしまったのか、何故あいつらは自分の言うことに従わないのか」と要約されます。

何が間違っていたのかを自分の内側で検証する劣等機能Ti(内向的思考)が働かず、原因を丸ごと外側へ帰属させてしまう。ENFJがストレス下で陥る典型的な崩れ方です。

名場面と名言・名セリフ

丁寧な挨拶から一転、布の家に困惑する

英雄ディアス殿、お目にかかれて光栄です。  私はディアーネと申します……それで、その……この布の家は一体……?  使用人達の姿も見えませんが……お屋敷はどこか別の場所で建設中ですか?

ディアーネ

ディアスの草原を訪ねた初対面の場面です。王族らしい丁寧語で相手を持ち上げるところから入り、格上の英雄への敬意を形として整える手際は確かなものがあります。相手との関係をまず言葉で作りにいく、外向的感情Feらしい入り方です。一方で目に映るのはユルトが一張りあるだけの光景で、想定していた領主の館との落差に言葉が続かなくなります。

自分の描いた筋書きの外にある現実に触れた瞬間、対応の型を失ってしまうところが早くも見えています。

報奨金が渡っていないと知って絶句する

最寄りの街で職人を何人か雇えばよろしいのでは……?  父……いえ、陛下が用意した支度金と……それにディアス殿には多額の報奨金も出たという話でしたが……

ディアーネ

ディアスが家を自分で組み立てたと聞いて重ねた問いです。「父……いえ、陛下」と言い直すあたり、公の場での立場を意識する感覚は持っています。そしてこの直後、支度金も報奨金もディアスには一銭も渡っていない事実を知り、身を震わせて俯いてしまう。王家の不始末を突きつけられて動揺するだけの判断力と良心はある人物として描かれる場面です。

彼女の欠点は物事が分からないことではなく、分かったうえで自分の望みを優先してしまうところにあります。

奪った王笏を掲げて語る王位簒奪の筋書き

こうして手に入れたのですから、当然使うに決まっているでしょう。  いにしえの建国王様が万の敵を焼き尽くしたというこの王笏で……今度は私が伝説を作るのですよ。

ディアーネ

アニメではまだ描かれていない、原作(書籍2巻)の場面です。建国王の王墓を襲って王笏を奪った直後、従者に計画を語ります。この後に続くのは、ディアスを討ち取り、その財貨を元手に軍を編成し、兄姉を討って国を手中に収めるという筋書きでした。周囲の認識では王笏は「今では何の力も無い古代の遺物」で、実際に作中で発動することは一度もありません。

それでも彼女には、伝説の道具を手にした自分という一枚の絵が見えている。ひとつのイメージが現実の検証を飛び越えてしまう、補助機能Ni(内向的直観)の暴走した姿です。

全部燃やしなさいよ、という絶叫

なにが建国王の王笏よぉー!!  伝説の力は何処へいってしまったのよぉー!!  燃やしなさいよ! 全部全部燃やしなさいよ!

ディアーネ

原作の草原の戦いで、味方の誰も動かず手勢が壊滅し、落馬して地面に転がったまま王笏を叩きつけながら上げた叫びです。責める相手は王笏であり、兵であり、傭兵であり、草原そのもの。自分の指揮に何の不備があったのかという問いだけが最後まで出てきません。計画の破綻を内側で検証する劣等機能Ti(内向的思考)が完全に沈黙し、代わりに感情がそのまま外へ噴き出しています。

この後も反省の色は見られないと報告されており、崩れ方の質が一貫している人物です。

認知機能のスタック

4つの認知機能がどの順で働いているかを見ていきます。

Fe優位機能

Fe(外向的感情)。人との関係や立場から相手の行動を決めようとするのが彼女の基本姿勢です。初対面では王族の丁寧語で場を整え、断られれば婚姻や領地の拡大と条件を積み増し、それでも通らなければ王命という権威を持ち出して一喝する。手段は変わっても、狙いは常に「相手を自分の側に立たせること」で一貫しています。ただし相手が何を望んでいるかを汲む方向にはまるで働かず、自分への協力を当然の義務として要求する一方通行の形でしか使われていません。

Ni補助機能

Ni(内向的直観)。自分が戦争を終わらせ英雄になっていたはずだという一枚の未来像を握りしめ、それを奪ったのがディアスだと断定します。建国王の王笏を手にして「今度は私が伝説を作る」と語るのも、象徴と自分の運命を結びつけるNiの発想です。本来のNiは現実の情報を取り込んで像を修正していきますが、彼女の場合は像のほうが固定され、合わない現実は間違っているものとして切り捨てられていきます。

Se第三機能

Se(外向的感覚)。金銀の装飾を施したドレス付きの特注鎧を自ら意匠して着る派手好み、宝石を咥えたドラゴンの意匠の王笏に目を輝かせる反応、戦場で杖を振り回しながら戦鐘を連打する振る舞い。目に見える豪華さと派手な動きに強く引かれる第三機能Seが、彼女の演出過剰な立ち居振る舞いを作っています。

Ti劣等機能

Ti(内向的思考)。誰が見ても偽物と分かる王命書を作り、既に廃れた戦鐘を合図に選び、伝令の脚が届く距離かどうかも検討しない。筋道を立てて自分の計画を点検する劣等機能Tiが働かないため、形だけは整っていて中身が機能しない策ばかりが積み上がります。破綻したときも原因を外へ帰属させ、「何故あいつらは自分の言うことに従わないのか」という問いにしかならないのが、この機能の弱さを最もよく示しています。

人間関係と相性

ディアーネと関わりの深い人物との相性を、性格タイプの観点から見ていきます。

ディアス(ISFP)── ENFJとの相性

ディアーネにとってディアスは、自分の物語を奪った相手です。原作第14話、彼女は戦火を理由に派兵を要請し、報酬として自分か従者との婚姻、さらに領地の拡大までを提示します。しかしディアスの答えは「金貨の山を目の前に積まれたって私はもう戦争には行かないよ」でした。ENFJの主機能Fe(外向的感情)は、立場や縁や利害といった、人と人の間にある回路を通して相手を動かします。

ところがISFPの主機能はFi(内向的感情)、つまり自分の内側にある基準だけで是非を決める機能です。両親の遺言と「もう戦争には行かない」という一点で動くディアスには、王女という立場も婚姻という破格の報酬も、そもそも判断材料として入ってきません。彼女がどれだけ条件を積み増しても届かなかったのは、交渉が下手だったからではなく、Feが通るはずの経路が相手の中に存在しなかったからです。

以後ディアーネは彼を「私からその座を簒奪した」男と断じ(第51話)、第三章では1250名の軍を率いて討伐に向かいます。一方のディアス側は最後まで「排除」という語を使い、殺意を持つことはありませんでした。憎悪の総量がまったく釣り合わないこの非対称さこそ、FeとFiがすれ違ったときに起こる典型的な結末といえます。

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クラウス(ESFJ)── ENFJとの相性

クラウスは当初、ディアーネの護衛としてディアスの領地を訪れた人物です。ところが彼は最終的に彼女の元を離れ、ディアスの領民となる道を選びました。原作第15話では「ディアスさん、俺……貴方の所で働きたいです! 領兵として俺のこと雇ってくれませんか!」と自ら直訴しています。ここで注目したいのは、ENFJのディアーネもESFJのクラウスも、主機能が同じFe(外向的感情)だという点です。

二人とも人との関係を軸に動き、場の空気を読み、相手との距離を言葉で作る力を持っています。分かれたのはFeを向ける先でした。ディアーネのFeは補助機能Ni(内向的直観)と組み、「今度は私が伝説を作るのですよ」という頭の中の一枚の未来像へ人を動員するために使われます。対してクラウスのFeは補助機能Si(内向的感覚)と組み、共に戦場を駆けたという具体的な記憶と、目の前にいる守るべき相手へ向かいます。

抽象的な筋書きのために人を配置する型と、実際に積み上げてきた関係のために身を投じる型。同じFe主機能を持ちながら護衛が主君の側を離れるという結末に至ったのは、この向き先の違いが決定的だったからです。

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エルダン(INFJ)── ENFJとの相性

エルダンは、ディアーネが偽の王命書で協力を強要した隣領の領主です。原作第55話、婉曲に断ろうとした彼を彼女は『これは王命である!』と一喝し、盗み出した王の印章だけを押した偽王命書を突きつけます。エルダンは立場上それを突き返せず、贅沢な食事や歌手や踊り子で時間を稼ぎながら、内心では「あんな馬鹿王女に協力するなんて冗談じゃないの!

」と切り捨てていました。そして草原の戦いでは、形式上1000名を出しておきながら戦場でティータイムを始め、一兵も動かしていません。ENFJとINFJはどちらもNiとFeを併せ持つ型ですが、順序が正反対です。ディアーネはFeが主機能でNiが補助、つまり人を動かすことが先に立ち、筋書きのほうが自分の願望に合わせて後から作られます。

エルダンはNiが主機能でFeが補助、遠い先を見据えた一つの構想がまずあり、対人面はそれを実現するための手段として使われます。だからこそ彼は、表面上はことごとく従いながら実質だけを抜き取るという振る舞いが可能でした。戦後、エルダンは「ディアーネが迷惑をかけた詫び」として王から三年間の免税措置を勝ち取っています。

恫喝された側が最も得をして終わるという顛末は、Ni主導とFe主導の落差をそのまま映し出しています。

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よくある質問

ディアーネはENTJではないのですか?
王位を目指して派閥を率い、短期間に王国兵と傭兵を集めて1250名の軍を編成した実行力は、Te(外向的思考)を主機能とするENTJとしても読めます。ディアスの討伐から兄姉の排除、王位獲得までを一続きの計画として語る点もENTJ的です。ただしTeの本領は目標を実際に動く手順へ落とし込むことにあり、彼女の場合は合図も伝令も補給も検証されていません。人を動かす手段が常に「立場」と「情」と「権威」である点からも、Feが先に立つと見るほうが自然です。
ディアーネはESFJではないのですか?
王笏、印章、王命書、戦鐘と、既存の権威と伝統的な形式に頼り続ける姿勢は、Fe(外向的感情)とSi(内向的感覚)の組み合わせとしても説明できます。体面や立場を重んじる王族的な振る舞いもESFJらしい部分です。ただしESFJが伝統そのものを尊ぶのに対し、彼女は原作(書籍2巻)で建国王の王墓を暴いて副葬品を軍資金にするなど、過去の権威を自分の物語の材料として消費しています。過去を守るのではなく象徴として使う姿勢は、SiよりNiの働きに近いといえます。
ENFJ(主人公)はどんな性格タイプですか?
他者の感情を敏感に汲み取り、集団を良い方向へ導こうとするタイプです。16personalities の分類では「外交官」グループに属します。
ディアーネの性格が一番よく出ている場面はどこですか?
「丁寧な挨拶から一転、布の家に困惑する」の場面です。ディアスの草原を訪ねた初対面の場面です。
ディアーネがENFJだと言える一番の根拠は?
「私に協力するのが当然」という関係の前提(優位機能:Fe)という点です。ディアーネの行動を貫いているのは、人は自分に従い自分を助けるべきだという揺るがない前提です。
ディアーネの性格タイプはENFJで確定ですか?
本サイトのENFJという判断は、公式の診断結果ではなく、作中の言動や描写にもとづく非公式の解釈です。解釈が分かれる余地は残ります。