モルデア・ガーデナントのMBTIと名言・名セリフ|ESTP・「本作の第一声を飾る孫の催促」

モルデア・ガーデナントのアイコン

起業家片田舎のおっさん、剣聖になる / ビデン村の剣術道場(先代師範・隠居) ・ 剣術道場の先代師範 / ベリルの父

モルデア・ガーデナントのMBTIと名言・名セリフ
ESTP(起業家)

『片田舎のおっさん、剣聖になる』の主人公ベリル・ガーデナントの父で、レベリス王国ビデン村にある剣術道場の先代師範です。

  • E外向型
  • S感覚型
  • T論理型
  • P探索型

モルデア・ガーデナント(ESTP)の性格

『片田舎のおっさん、剣聖になる』の主人公ベリル・ガーデナントの父で、レベリス王国ビデン村にある剣術道場の先代師範です。すでに看板を息子に譲って隠居していますが、門下生からは今も「大先生」と呼ばれ、ベリルが所用で外すときはたまに指導に立ちます。原作第4話の時点で年齢は六十の半ばに差しかかり、髪も髭もほぼ真っ白。

腰痛をぼやきながらも肉体的・精神的には元気そのものです。妻はフレン、息子はベリル一人。二言目には「腹が減ったか腰が痛いか孫はまだか」と口にする軽口の絶えない人物ですが、剣に関してだけは終始厳しい師範であり、ベリルが「俺の知る限り最強の剣士」と断言する唯一の相手でもあります。アニメ第1期では第7〜8話のビデン村帰郷回で登場し、第2期でも公式サイトにキャラクターとして掲載されています。

モルデアの言動には準備も伏線もありません。

なぜESTPなのか

モルデア・ガーデナントをESTPと判断した根拠を、作中の描写にそって整理します。

その場の空気を身ひとつで動かす軽口(優位機能:Se)

モルデアの言動には準備も伏線もありません。物語は「片田舎の剣術道場の朝は、おやじ殿の訳の分からない呟きから始まった」という一文で幕を開け、精神統一中の息子にいきなり孫を催促します。原作第142話では、緊張して固まる養孫ミュイの挨拶を「はっはっは! そりゃこんな野郎どもに囲まれちゃ緊張もすらぁな!」と笑い飛ばして場をほどき、その直後の廊下では初対面のクルニに「お前さんがベリルの嫁候補か?

」と振ってベリルを絶叫させました。今この瞬間の場に反応し、行動で空気を変えにいく。優位機能Se(外向的感覚)が前面に出た振る舞いです。

剣にだけは厳しい、技術を解体する職人肌(補助機能:Ti)

ベリルは父を「はは、剣以外はちゃらんぽらんな爺だよ。剣だけは厳しかったけどね」と評し、「間違っても彼は懇切丁寧に教えるタイプではなかった。剣士と言うより、職人に近い」とも語ります。その強さの質は速さではなく精度です。原作第163話でベリルは「この人は意識の隙間を縫ってくる攻撃が異様に上手いのである」と気づき、それまで父の剣筋をまともに見られていなかったことを自覚しました。

新調した剣を一目で「ほう。……ただの鋼じゃねえな」と見抜く鑑識眼も同様です。感覚で捉えたものを技術として詰めていく補助機能Ti(内向的思考)の働きが、道場随一の型の練度を支えています。

相手の心理的負担を計算して逃げ道を用意する(第三機能:Fe)

家族の前ではデリカシーの塊のような男ですが、外向けの顔は驚くほど巧みです。原作第145話、道場に居候するランドリドの妻ファナリーが手伝いを断られて恐縮していた場面で、モルデアは「アンタにはジェイン君をしっかり育てる義務がある。その子の手がかからなくなったら、まとめて借りを返してくれればいい」と、返済期限のない「借り」という形を差し出して相手を楽にしました。

ベリルは「その言葉に、俺は上手いなと思った」と感心し、同時に「完全な外向けのおやじ殿というのはいまいち分からないままだ」と戸惑います。場の感情を読んで着地点を作る第三機能Fe(外向的感情)です。

理由を語らず一度で押し切る行動決定

モルデアは自分の意図をほとんど説明しません。原作第9話では、ベリルが騎士団の特別指南役に就いた直後、本人不在の間に元弟子ランドリドと話をつけ、帰宅した息子に「この道場だがな、ランドリドに見てもらうことにした」と一方的に通告して首都へ送り出しました。ベリルは「おやじ殿はああいう性格なもんで、一度言い出したら俺程度じゃ言い聞かせられない」「マジで聞く耳持たねえなこのおやじ」と繰り返しこぼします。

長期計画を練り上げるのではなく、必要だと感じた瞬間に環境ごと動かして既成事実にする。内省よりも実行が先に立つESTPらしい決め方です。

名場面と名言・名セリフ

本作の第一声を飾る孫の催促

ベリル。いい加減孫の顔を俺に見せてはくれんのか

モルデア・ガーデナント

原作第1話、道場で精神統一している息子に向けた台詞で、この作品の第一声にあたります。続けて「休みの日の朝っぱらから精神統一なんて、そりゃ出会いもなかろうよ」「いい娘の一人くらい弟子におらんのか?」と畳みかけ、ベリルに「そういう教育をしたのはおやじじゃないか」と返されました。地の文でも「実の息子相手だからだろうが、それにしたってデリカシーが無さすぎる」と評されています。

ESTPは思ったことを即座に口に出し、相手の反応そのものを楽しむ傾向があります。空気を読まないのではなく、空気を動かすほうを選んでいるのです。

息子を片田舎から押し出した一方的な通告

この道場だがな、ランドリドに見てもらうことにした

モルデア・ガーデナント

原作第9話、ベリルの留守中に元プラチナムランク冒険者の元弟子ランドリドと話をつけ、帰宅した息子へ結果だけを告げた場面です。母フレンもランドリドも既に説得済みで、ベリルは反論する余地なく首都バルトレーンへ送り出されました。相談も予告もなく、動かしてから伝える。優位機能Se(外向的感覚)に導かれる人は、機を逃さないことを何より優先します。

ベリルは後に恨み節を漏らしつつ「俺のことを案じてだというのは分かる」とも認めており、乱暴な手続きの奥に息子への配慮があったことを理解しています。

血の繋がらない少女を即断で孫と呼ぶ

改めて言う。なんもないところだが、どうか寛いでくれ。お前は俺の孫だ。その事実は変わりない

モルデア・ガーデナント

原作第143話、ベリルが連れ帰った書類上の養女ミュイに告げた言葉です。手紙で最低限の事情しか知らされていない状態での即断でした。地の文は「剣を教えているおやじ殿からは、想像も付かないくらい優しい声」「その言霊には覚悟があった」と記します。直前まで廊下でクルニを嫁候補呼ばわりして場を凍らせていた男が、必要な場面では一切ためらわない。

第三機能Fe(外向的感情)が、相手が今ここで欲しい言葉を正確に選び取った瞬間です。ビデン村でミュイが受け入れられた背景にも、この宣言があります。

看板を譲った本当の理由

お前が俺より強えと思っちまったからだ。それ以外に看板譲る理由なんてねえよ

モルデア・ガーデナント

原作第163話、祭りの最中に息子を道場へ連れ出して行った手合わせの後の台詞です。ベリルの木剣が首元の薄皮一枚で止まると「……かーっ! 勝てんかったかー!」と笑い、「俺ぁよ、確かに衰えはしたぜ? 体力も筋力も落ちた」「だが、剣士としての格が落ちたとは生涯一度も思ったことはねえ」と語ります。腰痛や衰えで退いたというベリル側の長年の誤解を、ここで正面から否定しました。

最後に岩のような手で息子の頭を撫でて「強くなった。お前は、確かに強くなったんだ。誇れ。胸を張れ」と告げます。

認知機能のスタック

4つの認知機能がどの順で働いているかを見ていきます。

Se優位機能

Se(外向的感覚)。モルデアの強さも人柄も、今この瞬間への反応速度に集約されます。剣においては「おやじ殿の剣は、速くて流麗だ。いくら衰えようとも今まで培ってきた技術は消えない」と評され、目のいいベリルですら剣筋を追えないほどでした。日常でも同じで、思いついた軽口を即座に投げ、必要だと感じたら相談抜きで環境を動かします。原作第161話でサーベルボア討伐隊の最終防衛線を任され、真剣を差して柵の外を歩いていた理由を問われて「こりゃ持病みてえなもんだからな」と返す身軽さも、常に身体を場に置いておく優位機能Seの現れです。

Ti補助機能

Ti(内向的思考)。派手な打ち合いではなく「意識の隙間を縫ってくる」精度で勝つ剣は、感覚を技術として言語化せずに詰めきった結果です。道場の流派は受け主体・後の先で、受け流しのための足捌きと体幹を重視します。型の一連の流れは道場随一で、ベリルは「やはり型の一連の流れは、ベリル殿が一番お上手なので?」と問われて「いや、おやじだね」と即答しました。指導は懇切丁寧とは程遠く、剣士より職人に近いと評されます。補助機能Tiは、外へ説明する言葉ではなく内側の基準として働いているのです。

Fe第三機能

Fe(外向的感情)。家族相手にはデリカシーを欠く一方、外向けの場面では相手の心理的負担を的確に測ります。ファナリーへ「借り」という表現を差し出した場面、緊張したミュイを豪快な笑いでほどいた場面、想定外の来客である騎士団副団長ヘンブリッツらを「動揺や気後れといった感情を微塵も出さずに」迎えた場面。いずれも場の温度を読んで動いています。ベリルが「完全な外向けのおやじ殿というのはいまいち分からないままだ」と語る通り、この機能は身内には向けられません。

Ni劣等機能

Ni(内向的直観)。長期の見通しや内面の意味づけを言葉にすることが極端に苦手です。ベリルは「まあ、この人の考えなんて考察するだけ無駄か。どうせいつもの気まぐれだとかなんとなくだとか、そういう感じかもしれん」と諦めています。道場を譲った本当の理由を息子に伝えないまま何十年も放置し、原作第163話で「まあ、それをお前に伝える機会は随分遠くなっちまったけどな」と漏らしたのは、劣等機能Niらしい取り扱いの下手さです。意味は行動で示すもので、語るものではないと考えているのでしょう。

人間関係と相性

モルデア・ガーデナントと関わりの深い人物との相性を、性格タイプの観点から見ていきます。

ベリル・ガーデナント(ISFJ)── ESTPとの相性

物語の第一声からして「ベリル。いい加減孫の顔を俺に見せてはくれんのか」と息子に絡む父です。ESTPのSe-Tiは目の前の状況に即応し、思ったことをその場で口にするため、ベリルは原作第1話の時点で「実の息子相手だからだろうが、それにしたってデリカシーが無さすぎる」と呆れています。この親子の噛み合わなさの核心は、時間の扱い方にあります。

モルデアは今この瞬間の実力しか見ないので、息子が自分を超えたと感じた時点で黙って看板を譲りました。一方ベリルはISFJのSi主導で、父に一度も勝てなかった記憶をそのまま保存し続け、「年老いた実の父親に一度も勝てぬまま、どうして剣の腕を誇れようか」(原作第151話)という呪縛を何十年も抱え込みます。原作第163話の手合わせで「お前が俺より強えと思っちまったからだ。

それ以外に看板譲る理由なんてねえよ」と真意が明かされ、ようやくSiに刻まれた古い像が更新されました。伝えなかったのではなく、Seにとっては言うまでもない当たり前だったのです。なおこの一戦はアニメ第1期の放送範囲には含まれません。

ベリル・ガーデナントの性格タイプを詳しく見る →

フレン・ガーデナント(ESFJ)── ESTPとの相性

剣においてはベリルが「俺の知る限り最強の剣士」と断言する男が、家庭では一度も勝てない相手が妻のフレンです。原作第144話、鍋の量を気にする妻に「足りなきゃまた作ればいいだろ」と軽く返したところ、「あらぁ、それじゃおかわりはアンタに作ってもらおうかねえ」の一言で黙り込みました。ベリルは二人の言い合いで父が勝ったところを見た記憶がないと語り、同話の章末には地の文で「この家ではお母さんが一番つよい」と置かれます。

これは相性の悪さではなく、機能の配置の問題です。ESTPのモルデアにとってFeは第三機能で、原作第145話のファナリー夫人への「借り」の言い換えのように、外向きには驚くほど巧みに働きます。しかしESFJのフレンはFeが主機能で、場の力学そのものを握る側です。Se-Tiが強いのは一対一の即興勝負であって、関係の場ごと動かされる勝負では手が出ません。

喧嘩の原因が大体モルデアのやらかしで、普段からは想像もつかない細い声で謝る構図は、こうして生まれます。

ランドリド・パトルロック(ISFJ)── ESTPとの相性

ベリルが騎士団の特別指南役に就いた直後、モルデアは息子の頭越しに元門下生のランドリドと話をつけ、「この道場だがな、ランドリドに見てもらうことにした」と一方的に通告しました(原作第9話)。妻もランドリドも先に丸め込み済みで、ベリルには反論の余地がありません。ESTPのSe-Tiは、今この場で動かせる最適な駒を見つけたら合意形成の手順を飛ばして押し切る機能です。

相手がISFJのランドリドだったのは、モルデアにとって最良の巡り合わせでした。Si-Feは筋の通った頼まれごとを断るのが不得手で、ランドリドは良い笑顔で「先生! 頑張ってください!」と承諾してしまいます。ベリルは第293話で「承諾してしまうランドリドもランドリドだが」とぼやきました。ただし結果は健全で、第161話のサーベルボア討伐ではモルデアが村の最終防衛線に控えたことでランドリドを前線へ回せています。

強引に敷いた配置を律儀な後任が誠実に埋めるという、噛み合ってしまった押しの強さです。

よくある質問

モルデア・ガーデナントはESFPではないのですか?
軽口とひょうきんさで場を明るくする性質、緊張した子どもを笑いでほどく人当たりの良さ、その場のノリで動く気まぐれさは、Se(外向的感覚)とFi(内向的感情)を軸とするESFPとしても読めます。ただしモルデアは剣に関してだけは徹底して厳しく、感情表現よりも技術の精度で相手を測る人物です。教え方も「懇切丁寧ではない」「剣士と言うより職人に近い」と評され、共感より基準が先に立ちます。判断の軸が価値観ではなく内的な技術基準にある点で、ESTPのほうが自然です。
モルデア・ガーデナントはISTPではないのですか?
職人肌の剣術、無駄な説明を省く姿勢、隠居後に道場へほとんど顔を出さない距離の取り方は、Ti(内向的思考)を優位機能とするISTPとも整合します。しかしモルデアは物語の第一声を飾る通り、自分から場に絡んでいく発話量が非常に多い人物です。息子の環境を勝手に組み替えたり、初対面の相手にいきなり踏み込んだりと、外へ働きかける側に立ち続けています。内へ籠もるのではなく場を動かす方向にエネルギーが向いているため、可能性は低めです。
ESTP(起業家)はどんな性格タイプですか?
いま目の前の状況に即応し、勝負どころで一気に動くタイプです。16personalities の分類では「探検家」グループに属します。
モルデア・ガーデナントの性格が一番よく出ている場面はどこですか?
「本作の第一声を飾る孫の催促」の場面です。原作第1話、道場で精神統一している息子に向けた台詞で、この作品の第一声にあたります。
モルデア・ガーデナントがESTPだと言える一番の根拠は?
その場の空気を身ひとつで動かす軽口(優位機能:Se)という点です。モルデアの言動には準備も伏線もありません。
モルデア・ガーデナントの性格タイプはESTPで確定ですか?
本サイトのESTPという判断は、公式の診断結果ではなく、作中の言動や描写にもとづく非公式の解釈です。解釈が分かれる余地は残ります。