アニメ片田舎のおっさん、剣聖になる
片田舎のおっさん、剣聖になる|全21キャラのMBTI考察
登場キャラクター一覧
聖国スフェンドヤードバニアとスフェン教
片田舎のおっさん、剣聖になるの16タイプ分類
診断した全21名に占める割合
主人公とレベリオ騎士団
ベリル・ガーデナント
ISFJ擁護者父モルデアから継いだビデン村の剣術道場を守ってきた45歳の師範。魔法適性はなく、自己評価も「常人よりも幾分かマシな太刀筋」止まりですが、道場から巣立った弟子は騎士団長・ブラックランク冒険者・魔法師団のエースと軒並み大成していました。得物はロングソード一本、教えの核は「剣は腰で斬るもの」の一言、卒業生には餞別の剣を贈る慣習。
新しさや効率ではなく受け取った型を反復して確かにしていく、ISFJの優位機能Si(内向的感覚)そのものの人です。アニメ第1期は、彼の上京から国王に剣聖と認められるまでを描きました。
ベリル・ガーデナントの性格タイプを詳しく見る →アリューシア・シトラス
INTJ建築家史上最年少でレベリオ騎士団長に上り詰めた「神速」の剣士で、ベリルの元門下生。免許皆伝を受けて道場を去った16歳前後の時点で、彼女は「師を国が認める舞台に立たせる」という一枚の完成図を抱いていました。以後10年近く、騎士団入団・最年少での団長就任・特別指南役の推薦と、その像から逆算して現実の側を寄せていきます。
単一のビジョンを長期間ぶらさず保持し続けるINTJの優位機能Ni(内向的直観)の粘りそのもの。誰にでも敬語を崩さない礼儀正しさと、ベリルにだけ露わになる執着が同居した人物です。
アリューシア・シトラスの性格タイプを詳しく見る →ヘンブリッツ・ドラウト
ESTJ幹部レベリオ騎士団の副団長で、怪力から「轟剣」と呼ばれる武人。ベリルの着任時には公開の場で実力の証明を求めて模擬戦を挑み、完敗して以後は彼を最大の目標と定めます。新人には「整列! 一列でついてこい!」と号令を飛ばして上下関係を叩き込む一方、不合理だと感じれば相手を立てた上できっちり反抗する気概も持ち合わせる。
個人の武ではなく部隊という単位で戦況を組み立て、目的から人と手続きを配置し直すのは、ESTJの優位機能Te(外向的思考)が判断の先頭に立っているからです。
ヘンブリッツ・ドラウトの性格タイプを詳しく見る →クルニ・クルーシエル
ESFPエンターテイナー「絶対にレベリオ騎士団に入って見せるっす!」と公言していた夢を卒業前に叶えた、ベリルの元門下生。有名人ではない「極普通の一般騎士」ですが、小柄な体格からは説明のつかない膂力とスタミナで副団長と最後まで競り合います。早朝の自宅から庁舎までの走り込みも「騎士団は身体が資本っすから!」の一言だけ。両手剣の扱いを教われば理屈を吟味する前に日没まで振り続ける——説明より先に振り、振りながら覚えるこの学び方が、ESFPの優位機能Se(外向的感覚)の典型です。
クルニ・クルーシエルの性格タイプを詳しく見る →魔法師団と魔術師学院
ルーシー・ダイアモンド
ENTP討論者十歳前後の外見に「わし」「〜じゃ」の老人口調を載せた、大陸屈指の魔術師にして魔法師団長。ベリルは彼女を「思いついたら即行動」「思考から行動までのレスポンスが極めて速い」「嵐のような人物」と繰り返し評します。弟子フィッセルの師がいると聞きつけただけで街中で呼び止め、証明と称していきなり豪炎を放つ——可能性が見えた瞬間に検証へ飛び込む回路は、ENTPの優位機能Ne(外向的直観)そのもの。
魔法だけでなく諸国の情報網にも異常に通じた人物です。
ルーシー・ダイアモンドの性格タイプを詳しく見る →フィッセル・ハーベラー
ISTP巨匠ベリルの道場に約五年通って全課程を修了したのち魔術師学院へ進み、剣に炎や氷を乗せる「剣魔法」の第一級の使い手となった魔法師団の若きエース。無表情で口数も少ないものの、その言葉は常に「なぜそうなるか」の構造を伴います。剣魔法を「厳密に言えば剣じゃなくても出来る。だけど、依り代があった方が術者もイメージしやすい」と原理から説明し、戦闘中も「効いてはいる……足りないのは瞬間火力……」と要因を即座に切り分ける。
自己完結した論理で世界を分解するISTPの優位機能Ti(内向的思考)の働きです。
フィッセル・ハーベラーの性格タイプを詳しく見る →ミュイ・フレイア
ISFP冒険家王都の貧民街で姉と二人きりで生き、その姉を失って盗賊団のもとでスリを働いていた少女。ベリルの財布を狙ったことをきっかけに保護され、彼を後見人として同居を始めます。動機はほとんど言葉になりません。寮を断った理由は「……別に。家からだって通えるし」、剣魔法科を選んだ理由も「……別に。なんとなく」。それでも決定そのものは強固で後から覆らない——判断の根拠が内側だけに置かれて外へ開かれない、ISFPの優位機能Fi(内向的感情)の典型的な現れ方です。
ベリルの呼称は最後まで「オッサン」。
ミュイ・フレイアの性格タイプを詳しく見る →ファウステス・ブラウン
INTJ建築家レベリス王国の魔術師学院の教頭で、作中ではほぼ「ブラウン教頭」と呼ばれる高齢の男性。アニメには一切登場せず、公式サイトのキャラクター紹介にもキャスト一覧にも名前がない原作限定のキャラクターです。学院長ルーシーが歳を取らないという一点の観察から「不老の秘密がここにある」という像を自分の内側だけで組み上げ、本人いわく「故もなく確信しておった」まま十数年を注ぎ込みました。
裏づけのない答えが本人の中だけで確定事実になる、優位機能Ni(内向的直観)の危うい作動の仕方です。
レベリス王国の王家
グラディオ・アスフォード・エル・レベリス
ESFJ領事レベリス王国の国王で、ベリルの特別指南役任命書に国王御璽を押した当人。アニメ第1期第12話に登場し、ベリルを正式に剣聖と認める場面を担いました。王宮の会食室で萎縮しきった客人を前に、彼はまず「やや皴の目立つ、ともすれば厳格な人にも見えそうな人相をふんわりと和ませ」、第一声で「今日は礼も兼ねておる」と場の趣旨を明かします。
威厳を示すより先に、その場の人間がどう感じているかを読んで温度を調整する。対人の温度管理を統治の道具として扱うESFJの優位機能Fe(外向的感情)の人物です。
サラキア・アスフォード・エル・レベリス
ENFJ主人公レベリス王国の第三王女。アニメ第1期では第10話・第11話に登場し、隣国から来訪したグレン王子の首都遊覧に同乗する案内役として、レベリオ騎士団とベリルの護衛を受けます。初対面の護衛任務でも「身辺の警護に当たる俺たち一人ひとりに優しく声を掛けていた」と描かれ、襲撃事件の後も騎士団を責めるどころか褒詞と晩餐会への招待を送りました。
立場が上の側から先に関係を温めにいくENFJの優位機能Fe(外向的感情)の基本動作。剣も魔術も持たず、純粋に人を動かす力だけで物語に関与する王族です。
冒険者ギルドとビデン村
スレナ・リサンデラ
ISFP冒険家冒険者ギルド最高位ブラックランクの「竜双剣」。交易路で両親を魔物に殺され、ビデン村の外縁に流れ着いたところをベリルに保護されて三年ほど剣を学びました。自分の人生を「私の人生は、絶望から始まった。」と切り出し、冒険者になった理由を「だから私は、自分のエゴのために、冒険者になった。」と結論づける——組織の要請でも報酬でもない、内側から湧いた願いを「エゴ」と正直に名指しする、ISFPの優位機能Fi(内向的感情)の極めて純度の高い表れです。
ベリルのことは終始「先生」と呼んで崇敬しています。
スレナ・リサンデラの性格タイプを詳しく見る →メイゲン
ISTJ管理者冒険者ギルド・レベリス王国支部の職員で、ギルドマスターのニダスを補佐する非戦闘要員。アニメ公式サイトのキャラクター紹介には掲載がないため、以下は原作小説の描写に基づく判定です。「メイゲン、説明を」の一言だけで、特別討伐指定個体の定義、王国内で確認されている個体数「十四体」、受諾条件のランクまで資料も繰らずに述べます。
確定した事実を正確な形で保管し、求められた瞬間に取り出す——ISTJの優位機能Si(内向的感覚)が実務職として結晶した姿です。
ランドリド・パトルロック
ISFJ擁護者ベリルの元門下生で、道場に6年通って全技術を修めたのちプラチナムランク冒険者にまで到達した実力者。息子の誕生を機に引退してビデン村へ戻り、ベリル不在のガーデナント剣術道場を預かる師範代となりました。教えているのは受けの型八番までと受け流しを重んじる道場流そのままで、ベリルは彼の稽古を「基本に忠実で堅実」と評します。
新しい流儀を持ち込まず、受け取った型を反復して確かなものにしていく、ISFJの優位機能Si(内向的感覚)が最も分かりやすく出た人物です。アニメ第1期にも登場します。
モルデア・ガーデナント
ESTP起業家ベリルの父で、ビデン村の剣術道場の先代師範。物語は「片田舎の剣術道場の朝は、おやじ殿の訳の分からない呟きから始まった」の一文で幕を開け、精神統一中の息子にいきなり孫を催促します。緊張して固まる養孫を「はっはっは!」と笑い飛ばして場をほどき、初対面の相手にも軽口を即座に投げる。準備も伏線もなく今この瞬間の場に反応して空気を変えにいくのは、優位機能Se(外向的感覚)が前面に出た振る舞いです。
ベリルが「俺の知る限り最強の剣士」と断言する唯一の相手でもあります。
モルデア・ガーデナントの性格タイプを詳しく見る →フレン・ガーデナント
ESFJ領事ベリルの母で、ガーデナント剣術道場を営む家の主婦。剣の腕はまったくありませんが家庭内での発言力は絶対で、地の文に「この家ではお母さんが一番つよい」と置かれるほどです。突然帰省した息子と騎士団の面々を大鍋を抱えたまま「おかえりベリル。あらあら、皆々様もお揃いで」と迎え、押しかけた側に先に詫びるのも彼女。
副団長という肩書きにも物怖じせず「あら、お偉いさんじゃない!」と返して緊張を一息で溶かします。優位機能Fe(外向的感情)が真っ先に動く人の反応です。アニメ第1期第7〜8話の帰郷回に登場。
聖国スフェンドヤードバニアとスフェン教
グレン・タスマカン・グディル
ESFJ領事聖国スフェンドヤードバニアの第一王子。アニメ第1期では第10話・第11話の使節団編に登場し、サラキア王女との首都遊覧の最中に暗殺者の襲撃を受ける、護られる側の要人として描かれました。言動はほぼ例外なく「目の前の誰かがどう感じているか」から始まります。遊覧初日を終えれば他国の護衛にまで「――皆さん、今日はご苦労様でした」と声をかけ、初対面ではサラキアを口説いて自分で照れてしまう。
感情を内に留めず外へ流すESFJの優位機能Fe(外向的感情)の典型で、剣も魔術も持たない純粋な「政の人」です。
ガトガ・ラズオーン
ESFJ領事二メートル近い巨躯にフルプレートをまとう教会騎士団長で、公式サイトでは「豪放磊落」と紹介される人物。アニメ第1期では第10〜12話の使節団編に登場します。レベリオ騎士団の庁舎を訪ねた際は「派手に笑いながらアリューシアと握手を交わす」と描かれ、ベリルに敬称を外させ、新副団長を「俺の妹分だぜ」と背中を叩いて紹介する。
そもそも訪問の目的自体が首都に不慣れな後輩のための下見でした。自分の用件より先に場の人間関係を整えることへエネルギーを使う、ESFJの優位機能Fe(外向的感情)の起動の仕方です。
ロゼ・マーブルハート
INFJ提唱者教会騎士団の副団長にして、ベリルの道場に一年半通った元門下生。再会するなり彼を「私のお師匠様」と呼び、常に微笑を絶やさない人懐っこさで距離を詰めますが、その飄々とした表情の下は誰にも読めません。彼女を動かしたのは私怨でも出世でもなく、「国が纏まれば、民は苦しみから解放される」という将来像への確信でした。
目の前の血よりまだ来ていない一つの未来像のほうが確かに見えてしまう——INFJの優位機能Ni(内向的直観)が暴走したときの典型的な形です。アニメ第1期は第9話から登場し、最終第12話でベリルと剣を交えます。
ロゼ・マーブルハートの性格タイプを詳しく見る →シュプール
ISTJ管理者首都バルトレーンに駐在する教会騎士で、司教レビオスの護衛部隊を束ねる立場。アニメ第1期第5〜6話でベリルと敵対します。戦い方は常に「まず定石どおり」から始まり、開幕は通常の斬り合い、部下が通用しないと実地で確認できてから「……奇跡の使用を許可する」と解禁し、それでも届かないと見て包囲へ移る。段階を飛ばさず、確かめられた失敗の分だけ前提を更新するISTJの優位機能Si(内向的感覚)らしい構えです。
ただし内面描写は原作に一つもなく、この判定は外形的な行動選択からの推定にとどまります。
イブロイ・ハウルマン
ENTP討論者スフェン教の司祭で、アニメ第1期第6話に登場し、司教レビオスの捕縛をベリルに依頼して物語を大きく動かした人物。依頼の場で彼がまずやったのは、司祭では司教を拘束できない、教会騎士団は国境を越えられない、ギルドには国の恥部を晒せないと、できないことを全部並べることでした。そこから誰の権限も侵さずに目的だけが達成される形式を組み立ててみせる——既存の枠を壊さず枠の隙間を発見する、ENTPの優位機能Ne(外向的直観)が最も得意とする動き方です。
ベリルは彼を「物腰柔らかな男」と評しつつ「胡散臭い」とも警戒しています。
イブロイ・ハウルマンの性格タイプを詳しく見る →レビオス・サルレオネ
INTJ建築家スフェン教の司教で、アニメ第1期第5話・第6話の敵役。ベリルが初めて剣を人に向けた対人捕縛任務の標的となります。彼の行動はすべて、最上級の奇跡「死者蘇生」を自分の手で再現するという単一の目標から逆算されており、司教という地位も盗賊団との取引も、その一点に奉仕する道具として配置されました。追い詰められてなお「私はこの奇跡の完成を待つまで、何者にも邪魔をされるわけにはいかんのだ」と、状況ではなく完成予定図のほうを基準に喋る。
INTJの優位機能Ni(内向的直観)が修正の余地を失ったまま突き進んだ姿です。
レビオス・サルレオネの性格タイプを詳しく見る →