ラタリコフのMBTIはINFJ|完敗と言い切る礼節の交渉役
提唱者ワールドトリガー / ガロプラ・玄界遠征部隊 ・ 玄界遠征部隊 隊員
ラタリコフのMBTI
INFJ(提唱者)
アフトクラトルの属国ガロプラの軍人で、玄界遠征部隊の隊員。
- I内向型
- N直観型
- F感情型
- J計画型
- 年齢17歳
なぜINFJなのか
ラタリコフをINFJと判断した根拠を、作中の描写にそって整理します。
都合の良すぎる話を疑い、自分で確かめる(Ni)
玉狛支部から提示された同盟の条件について、ラタリコフは自分たちにとって都合が良すぎると訝しんだ。だが疑いを口実に席を立つのではなく、「できるだけ近界と仲良くしたい」という迅の言葉を聞き取り、自分が抱えていた疑問である「母トリガーをどうやって手に入れたのか」を直接ぶつけている。INFJの主機能Ni(内向的直観)は、表に出ている条件の裏にある相手の狙いを読み、その筋書きを確かめるまで結論を出さない。
持ち帰り、検証してから決める慎重さ
交渉の場で即答せず、一度帰還して部隊に相談した上で再度の交渉に臨み、さらに迅のサイドエフェクトを試したうえで玉狛の条件を承服した。十七歳の隊員が敵地で下す判断としては異例に手堅い。INFJは直観で得た確信を、そのまま行動へ流し込むことをしない。自分の読みが正しいかどうかを別の角度から検証し、納得できて初めて動く。
同盟の締結はその手順を踏み切った結果である。
相手を立てる礼節が身についている(Fe)
丁寧な口調が特徴で、年下だと思っていた風間に対しても丁寧語で話しかけている。敗れた際には「我々の完敗です」と潔く認め、相手を称える言葉まで添えた。INFJの補助機能Fe(外向的感情)は、相手の立場を尊重する態度として自然に表れる。同い年のレギンデッツが感情のまま声を荒げるのと対照的に、ラタリコフは敵味方を問わず一定の礼を保ち続ける少年である。
目の前の駆け引きには足をすくわれる(劣等Se)
遠征艇が格納されたドックでの戦闘では風間を担当したが、片腕を切り離して囮にした釣りに引っ掛かり敗北している。相手の意図や大きな流れを読むことに長けている一方で、いま目に映った動きそのものへの反応では後れを取った。INFJの劣等機能Se(外向的感覚)は、瞬間的な情報の処理を苦手とする。読みの深さと現場の速さが噛み合わなかった一戦だった。
名場面と名言・名セリフ
敗北を認めて相手を称える言葉
我々の完敗です お見事でした
遠征艇を巡る攻防に敗れた場面で、ラタリコフが口にした一言である。言い訳も悔しさの表明もなく、まず結果を「完敗」と言い切り、そのうえで相手の技量を称えた。INFJの補助機能Fe(外向的感情)は、相手の立場を尊重する態度として自然に現れる。敗者の側から先に礼を尽くすこの姿勢が、後の玉狛支部との交渉で相手からも真面目に扱われる下地になっていく。
十七歳とは思えない落ち着きが凝縮された言葉だ。
認知機能のスタック
4つの認知機能がどの順で働いているかを見ていきます。
Ni(内向的直観)。表に出ている条件の裏にある相手の狙いを読む。玉狛支部の提示した条件を都合が良すぎると訝しみ、納得できるまで結論を出さなかった姿勢は、内向的直観の慎重な働きである。
Fe(外向的感情)。相手の立場を尊重する礼節として現れる。年下だと思っていた風間にも丁寧語で話し、敗北時には「我々の完敗です」と潔く認めて相手を称えた。
Ti(内向的思考)。読みをそのまま信じず、別の角度から検証する。一度帰還して部隊に相談し、再度の交渉では迅のサイドエフェクトを試したうえで条件を承服する手続きを踏んだ。
Se(外向的感覚)。瞬間的な情報処理では後れを取る。風間が片腕を切り離して仕掛けた囮の釣りに引っ掛かって敗れたのは、目の前の動きそのものへの反応が読みの深さに追いつかなかったためだ。
人間関係と相性
ラタリコフと関わりの深い人物との相性を、性格タイプの観点から見ていきます。
ガトリン(ENTJ)── INFJとの相性
遠征部隊の隊長と、その侵入に同行した部下という関係だ。那須の追撃を振り切るために二手に分かれる場面でも、ラタリコフはガトリンとともに最後までドックを目指した。ENTJのTeが即断で分担を決め、INFJのNiがその意図を汲んで動く。玉狛支部との交渉を一度持ち帰って部隊に相談したことからも、隊長へ率直に話せる信頼がうかがえる。
レギンデッツ(ESFP)── INFJとの相性
同い年で同じ部隊に属する隊員だが、二人の気質は対照的である。レギンデッツが思慮の浅い言動で場を乱すのに対し、ラタリコフは落ち着いた物腰を崩さない。玄界市街の調査ではレギンデッツを伴って三門市街へ赴いている。INFJのNi-Feが状況の意味を読み取って進める一方、ESFPのSe-Fiはその場の刺激と感情に反応する。
噛み合わないようで組ませられる同期だ。
風間蒼也(INTJ)── INFJとの相性
遠征艇を巡る攻防で担当した相手である。ラタリコフは年下だと思っていた風間に対しても丁寧語で話しかけたが、片腕を切り離して囮にする釣りに引っ掛かって敗れた。INFJのNiは相手の意図を読むことに長けるが、INTJの風間はその読みの一歩外に罠を置いていた。敗北後に「我々の完敗です」と告げた礼儀正しさが、この一戦を印象深いものにしている。
迅悠一(ENFJ)── INFJとの相性
基地侵入時に遭遇して行動を予知され、後には交渉の相手として向き合うことになった人物だ。ラタリコフは条件の裏を疑いながらも、「できるだけ近界と仲良くしたい」「今後も手を組みたい」という迅の言葉を受け止め、同盟の締結に踏み切った。INFJのNiとENFJのNiは、どちらも先の関係を見据えて動く。敵同士から始まって手を組んだ、稀有な組み合わせである。
林藤匠(ENTP)── INFJとの相性
玉狛支部との会談の席に着いていた支部長である。玄界から手を引くことと属国の情報提供を条件に、ボーダーの遠征を五十日ほど遅らせるという提案が示され、ラタリコフはその内容を検討する立場に立たされた。ENTPの側が大胆な取引の枠組みを差し出し、INFJのNiがその裏を測って条件を飲む。年齢も立場も離れた二者が、交渉の卓で釣り合った場面だ。